ひとりよがりのプランに潜むリスクとおしゃれで快適な家造りのポイント


現時点基準の設計に潜むリスク

注文住宅の施工事例を紹介する記事を見れば、ひときわ個性的な外観に独自の外壁塗装が施され、さらには遊び心満載の間取りに個性的な内装の物件が少なくありません。世界に一軒だけの夢のマイホームのプランニングだからこそ、こうした第一印象が鮮烈な情報に意識が向きがちですが、ここで忘れてはならないのが、マイホームに求められる快適性です。

マイホームはテーマパークのパビリオンとは違い、家族にとってやすらぎの空間であり、明日への鋭気を養う住居です。たとえば第三者の立ち位置から見るとインパクトが絶大な間取りも、いざ実際に暮らし始めると、無駄な空間が多く動線が確保されておらず、不自由さがストレスにつながるリスクが無視できません。

周囲の景観とのバランスを考慮すべき理由

注文住宅を建てた地域での快適生活の鍵となるのは、間取りや内装だけではありません。完成した注文住宅で暮らし始めることは、家族がその地域の仲間に加わることであり、周囲の景観その他への配慮が求められます。あまりに周囲の景観とアンバランスな外観である、隣接する建物の日照権その他の侵害につながり兼ねない設計であるなどの場合、近隣トラブルの原因となり兼ねません。

また設計時点で子どもが小さく、幼児目線の壁紙や配色を内装に採用した結果、数年後にリフォームを施さざるを得ず、結果として費用負担が大きくなってしまった体験談も少なくありません。大切に住み続けることで愛着が増してくるのがマイホームです。具体的なプランを煮詰める作業に際しては、家族の中長期的なライフステージを見据え、家族全員であれこれ意見を交換される作業をおすすめします。

二世帯住宅は親世代と子世代の夫婦が同じ屋根の下で世帯を分ける居住形態を言います。親子関係が良好であればとても便利なシステムです。